セブ島通信 Vol.161 2017年11月号へ戻る

セブ補習校大運動会

セブ日本人補習授業校 校長 松田和人

2017年10月8日(日曜)に第27回セブ補習校大運動会が開催されました。 例年この時期の天候の心配は付きもので、今年は特に雨が多いため懸念しておりましたが、晴天のうちに全て終える事かできました。 また、今年は私が校長として2回目の運動会となり、昨年の緊張とは違ったかたちで体験させていただきました。 毎年、諸先生方を中心に準備をしていただき開催できていることに感謝です。 そのうち道具運搬については、前日~当日に渡り 日通様 より御協力をいただいております。 まずは種目の紹介 ①玉入れ ②綱引き ③障害物借り物競争 ④ここまでおいで ⑤パン食い競争 ⑥ニアピンコンテスト ⑦親子二人三脚 ⑧大玉リレー ⑨紅白対抗混合リレー 今年の司会は、運動会の風物詩でもあった黒田さんからのバトンタッチで、セブで音楽を教えておられる中原さんが快く引き受けてくださりました。とても初めてとは思えないほどスムーズな司会進行で、是非今後も続けていただければと思っております。余談ですが、当日の朝に黒田さんから中原さんあてに司会においてのアドバイスのメールが届いていたと聞きました。黒田さん、日本からのご支援ありがとうございました。 ご来賓の挨拶には、在フィリピン日本国大使館セブ領事事務所より鶴岡所長。セブ日本人商工会議所からは浅井会頭。セブ日本人会からは櫻井会長にお越しいただき、ともに会の最後までお付き合いいただきました。領事事務所からも、山田領事、降幡領事と総出で参加いただけたことも嬉しく思いました。会場設営や各種目の運営サポートには、元先生やボランティアの皆様のお力も加わり支えられております。 次に運動会開催について、私なりの所感を述べさせていただきます。 "運動会"という響きは大人の私にとっても、聞けばワクワクすると同時に小学生の頃を思い出します。その頃の運動会と比べると規模や時間、そして家族とともに食べるお弁当など、補習校の児童や生徒は経験値が少ないのではないかと感じています。同じように感じられたであろう先達たちによって始められたこの補習校運動会が27年も続くことに歴史を感じます。又その時代時代における変化があったと聞きます。日本においても必ず秋に行われていた運動会が春に変わったり、危ないからという事で騎馬戦競技が止めになったり。それを一所懸命に応援している父兄、見守っている人々がいるということは、形変われど運動会の意義がそこにもあるのだと私は思います。 少し運動会の歴史について調べてみたので、皆様にもお伝えします。 日本での最初の運動会は、1874年(明治7)年3月に行われた海軍の幹部育成のための「海軍兵学寮」(東京の築地)と言われているそうです。イギリスからの先生が「アスレチックスポーツ」をしたいという提案があり、それを「競闘遊戯」と訳したそうです。 種目は、短中距離走・走り高跳び・三段跳び・走り幅跳び・二人三脚・卵採り・背負い競争・水おけ競争など18種もあったそうです。また、私たちの知る運動会の競技が日本から生まれたものでないことに驚きです。 この「競闘遊戯」が運動会として日本全国に拡まり、1878年に札幌農学校で「力芸」、1983年に東京大学で「運動会」として開かれたそうです。のちに師範学校、小学校、中学校へと拡がっていきました。初期の運動会は、数校の児童や生徒が近くの野原、浜辺、神社、訓練所などに集まって行われ、その場所まで行進して運動競技をしていました。 明治に入ると綱引き、徒競走、ダンスも加わり、その後に単独で運動会を開く学校も出てきました。大正頃になると種目も多彩になり、運動場の中央に高いポールを立てて「日の丸」を掲げ、万国旗を付けたロープを四方へ張って、その中で演技をしていました。これらのスタイルが運動会のルーツと言われているそうです。 話を今年の運動会に戻します。紅白の勝敗は、昨年に続き今年も白組の勝利となりました。毎年感じますが、結果よりも参加した皆さんが楽しく怪我なく終わり、主役である子供たちの良い経験と思い出になることが、運動会では大切だと思います。 この運動会は昼までに終わるため運動会での醍醐味のひとつ、家族や知り合いを囲んでのお弁当の時間はありませんが、恒例になった神楽さんや辻さんのカレーパンの出店があり、それを楽しんでおられる方、そしてそれをつまみに午前中のビールを楽しんでおられる男性陣も沢山いらっしゃいました。 今後この運動会をどのようにしていくかは、毎年考えていく必要がある訳ですが、子供たちの教育とその時代にしか味わえない体験のために継続できることを祈念いたします。 最後になりますが、今年も、運動会が行われるまでにいろいろな方の尽力があり無事開催できましたことを、この場をかりて御礼申し上げます。

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