セブ島通信 Vol.166 2018年09月号へ戻る

マニラ音楽祭

セブンスピリット田中宏明

2012年よりセブで、現地の子どもたちを対象にした無料の音楽教育活動を開始して以降、皆様のご支援によって少しずつ周りの方に知っていただけるようになり、セブ市主催のイベントやショッピングモールでの演奏会。WAOJEのイベントや日本人会の主催する盆踊り大会など、いろんなところで演奏の機会をいただけるようになりました。 公立小学校のいくつかでは音楽の授業を導入してほしいと言っていただけるようにもなり、セブの地で蒔いた種が6年の年月を経て小さな芽を出し始めてきたかなと、そんなことを実感していましたが、まさかマニラでの演奏会に招待されるとは思ってもいませんでした。 7月20日~22日の3日間の日程で、マニラにあるフィリピン最大のコンサートホールであるCCP(Cultural Center of the Philippines)にて行われた音楽祭、【BAND and ORCHESTRA FESTIVAL 2018】の参加団体として、ビサヤ地方で唯一、セブンスピリットのキッズオーケストラが招待されました。 国家のオーケストラが中心となって行われるイベントに参加できることは、子どもたちにとっても大きな財産になります。セブンスピリットは初日のオープニングの国歌演奏というとても重大な役割を与えられ、トップバッターとして計6曲。さらに翌日にも4曲の演奏機会をいただきました。 多くの子どもたちがマニラを初めて訪れ、それだけでも良い経験となったのですが、これまで立ったことのないような大きな舞台で味わった緊張感。同年代の子どもたちを含む、レベルの高い演奏を聴くことによる新たな刺激など、子どもたちが成長するにあたっての様々な要素が詰まった3日間だったように思います。 この経験を一過性のもので終わらせることなく、子どもたちのさらなるモチベーションへ、そして未来へとつなげていくことこそが僕たちの使命だと思っています。39名もの子どもたちが最高の場に立つことができたのも、渡航&滞在費用をサポートしていただいた皆さまのおかげです。セブや日本の方はもちろんのこと、マニラの日系企業の方からもご支援のお申し出を受け、皆さまに支えられているからこそ活動を続けられているのだと、あらためて実感いたしました。 教育活動という性質上、一朝一夕に成果が出るわけではありませんが、これからもセブの地に根付いた活動を続けていきますので、どうか子どもたちの成長を見守っていただければと思います。

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