2021年8月末 フィリピンへ入国する方法 [セブ島通信9月号]
日本人会理事 斉藤淳
2021年8月末 フィリピンへ入国する方法
8月末にフィリピンセブ島へ入国しましたので、その経緯をご紹介できればと思います。
なお、この内容は今後大きく変更する予定があるため、正確な情報はフィリピン大使館の公式サイトからご確認ください。
googleで「お知らせ: コミュニティ隔離下における外国人のフィリピン入国のための ビザ申請書類」と検索すると出てきますし、QRコードも作りましたので、こちらをスマホでスキャンしていただいても確認ができます。
そもそもの入国条件ですが、2021年8月時点ではこちらに記載のとおりになります。
私はフィリピン人の妻を持ちますが、結婚ビザなどは申請していませんでしたので、9aという観光ビザで入国しました。該当としては3番になります。
親族などで無い限り恐らく9Aビザでは、一般の方は入国できません。
必要になってくる書類ですが、これが多岐にわたります。
こんな感じで色々な書類を集めなければいけません。
ここでは重要なポイントをいくつかご紹介します。
1,全てオンラインでやり取りをするが最終的には、書類を送る必要がある。
まず、このコロナ禍においては、書類をすべてオンラインでスキャンして相手に送る必要があります。逆に言えば原本は必要ありません(最終的には入国時に必要になります)。
2,公証役場でこの書類が本物であるという、証明をする必要があります。
これが一番めんどくさかったのですが、なんとすべての書類をまとめて、フィリピン大使館のVISA部署に送る前に、公証役場でこの書類が本人が作成したものであるという証明をする必要があります。5000円もかかる!
余談ですが、私が住む山梨県は公証役場が数箇所しかありませんので、移動だけでものすごくめんどくさかったです。こういうことがあると、人口が多い都市に住みたくなりますね。
3,フィリピン人側の出生証明書、結婚証明書だけでなく、バランガイ証明書も必要になる。要は相手側のフィリピン人がフィリピンに今、本当に滞在しているという証明書を用意する必要があります。
また、これらの書類はフィリピン入国時に必要になるため、原本をセブから送ってもらいました。フェデックスなら2500円ぐらいで数日で届きます。
4,全部英語でやり取りする必要がある。
思ったよりこれが手間取ります。
やり取りをしている途中に最後のステップとして「Have the visa application form notarized by a Japanese notary public (no need for Apostille). 」というメッセージがきました。
notarized by a Japanese notaryってなんだと思って、聞き返す必要があったり、様々な細かな英語でのやり取りが必要になります。
5,これらの書類とは別に、フィリピン入国のための許可証を作る必要がある可能性もある
現在は恐らく必要ないですが、私が申請したタイミングではこのVISA申請の前にVISA申請をするために必要な、入国許可証を用意する必要がありました。
タイミングによってはこれらの書類が必要になり、許可認可が降りるのに1ヶ月ぐらいかかる場合もあります。
VISA申請は最短5営業日でいけますが、書類集めに苦労すると思いますので、恐らく最低でも1ヶ月以上前から準備をしておいたほうがよさそうです。
唯一の救いはフィリピン大使館のメールが1日で返事が返ってくることです。
彼らの仕事だけは鬼早いです(笑)。私のVISA申請も5日間本来かかるものが、3日程度でおこなってもらえました。
もし、このコロナ禍でフィリピンへ入国を検討している方がいましたら、まずは大使館側へメールを入れることをおすすめします。
なお、入国時に10日間の隔離があります。目的地がセブの場合はマニラ経由だとマニラで隔離がありますので、ご注意ください。