新年のご挨拶(下村昭貴)
JATIC 会長 下村昭貴
セブ日本人旅行業協会(Japanese Association of Travel Industries, Cebu)通称JATIC
より、新年のご挨拶をさせて頂きます。
我々観光業に携わる者として、2020年3月からの新型コロナウイルスによるパンデミックでの国境封鎖により、深刻な事態に陥っています。初期の頃は、数か月で終息すると、楽観的に考えていた部分もありましたが、早2年が経とうとしています。
昨年2021年11月には、12月から外国人の観光ビザでの入国が許可されると言う嬉しいニュースがありましたが、昨今のオミクロン株の拡散により、数日で撤回され中止になってしまいました。
さらには記憶にも新しい12月16日〜17日にかけての台風オデットによる大災害で、我々のメンバーであり、大切なパートナーであるホテル・マリンスポーツ会社・レストランなどが甚大な被害を受けています。
日本人観光客がフィリピン・セブ島に来島することができない状態で、JATICの活動も休止状態というのが現状です。
2020年、2021年は、耐え忍ぶ事しか出来なかった我々旅行業界ですが、2022年は飛躍の年にするべく新年度の4月よりJATICとしての活動を再開する予定です。
台風での被害が大きかったマクタン島沿岸部のホテルなども復旧に向けて日々作業が続いていると聞いております。
ホテル業界もお客様を迎え入れるべく、前進しておりますので、我々JATICとしても、観光業界に新たな光をもたらすべく、来るべき観光客受け入れ再開に向けて準備を進めてまいります。
セブ島では観光業は無くてはならない産業であると考えております。地元の雇用を生み出し、さらには多くの外国人旅行者にひと時の癒しと楽しみを提供できる素晴らしい産業です。
この素晴らしい産業をさらに大きく広げ、日本人のみならず世界の人から愛されるセブ島であり続けるために、我々が出来ることをメンバー一同考え、一丸となってコロナから、また台風からの復興を成し遂げたいと思います。
日本人会のメンバーの方々、また在留邦人の方々には、外国人観光客で賑わうセブ島を取り戻す為に、何卒ご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
また、まだまだ新型コロナウイルスの脅威は終わったわけではありません。
どうか日々の感染防止対策を徹底され、ご自愛頂きますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。