台風被害の支援と今後の展望
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セブンスピリット 田中 宏明
僕たちの団体はコロン周辺の子どもたちに音楽・スポーツを中心とした教育支援活動を行っているほか、ゴミ山のあるイナヤワン、また、パルドという地域でも出張音楽教室を行っています。
今回の台風オデットでは多くの地域と同様に被害を受け、電気や水道、通信の供給がストップした影響もあって、まずは食料や飲料水のイチ早い支援が必要となりました。
弊団体独自で行った募金の呼びかけによって12月29日に最初の食料、飲料水支援を行ったほか、日本人会さまより1月2日に給水車による飲料水支援をパリアン地区にて行いました。
また、特にイナヤワンとパルドは多くの家が半壊、全壊してしまったこともあって、できる限り早い家の修繕が必要となるなか、1月18日には日本人会さまの第二弾支援として屋根材を購入。
イナヤワンの家庭に配布することができました。
今後、その他の地域の家の修繕を行っていくほか、地域の方々と密にコミュニケーションをとり、状況に応じた適切な支援を行っていきたいと考えています。
多くの方々がいまだ大変な状況のなかでの生活を強いられているなか、自分たちだけでの支援には限界がありますので、このように日本人会さまが中心となって支援の輪を広げてくださることに、感謝しています。
音楽やスポーツを行うという特性上、コロナの影響もあって約2年間、活動がストップしている状況ではありますが、皆さまよりいただいたご支援をしっかりと子どもたち、地域に届け、活動が再開しましたら、また少しでもフィリピンの、子どもたちのためになる活動をしていければと思っております。